ヤマトグラブとは
ご挨拶
ヤマトグラブを使用されるお客様は、少し変わっておられると思います。好奇心旺盛でクリエィテイブな方々であり、「グラブは、何を使っても同じはない」という大切なことを正しく認識、理解されています。そして、弊社の国産大和職人の未知の可能性を信じていただいています。だから今後もヤマトグラブを愛し、使い続けていただけるユーザー様のためにさらに最新のバイオメカニクスを研究し、最高レベルでプレーされている現役のプロ野球選手とどこにもない回内グラブを日々開発、進化しています。グラブが変われば動作が変わる! 是非、私の考案した回内グラブ・ミットに手を入れてヤマトの世界観を肌で感じてください。絶対あなたを後悔させない自信と確信があります。 ヤマトグラブ(回内投球動作) 代表 梅原伸宏
梅原伸宏 奈良県生まれ奈良県育ち
同志社大学卒業、家業のミカサスポーツ(ヤマトグラブの前)を継承。高校3年生の時に初代社長(父・梅原宏)を亡くし大学4年間は、学生ながらグラブショップ販売・修理を手伝う。大学卒業後、地元の合気道の専門家に師事。回内動作の未知なる可能性を学びそれをグラブに融合する。世界初の類書の無いグラブの本を3冊書き、アメリカの野球殿堂博物館で表彰される。その内容は、東京大学硬式野球部を始め多くの大学、高校、高野連の指導者勉強会など発表。過去に述べ3万人以上を指導。今後、どこにもない回内投球動作の本を日本とアメリカとで発表する準備中。回内Wベルトグラブを着用してコントロールで悩む全国の投手の潜在能力を引き出す回内投球動作を2017年から指導開始。詳しくはhttp://bba.co.jp/?page_id=4805
「最新記事!ヤマト回内グラブは打撃も変える」⇒https://ameblo.jp/bbaacademy/entry-12449707368.html
「ヤマト・グラブ 誕生秘話」
奈良県は、国産グラブの聖地で全国の80%以上を100年以上作成してきました。最盛期は、年間数百万個以上作成しましたが、現在は、その最盛期の5%さえもない状態だと言われています。このままでは、次世代を担う国産グラブ職人は、いなくなる可能性があります。ヤマトグラブは大和の国の国産グラブの製造技術の熟練技術の啓蒙と若手の育成事業を継承するために地元の材料屋さん、革屋さん、などと共に国産グラブの未来を創造するG-LOVE活動を日々邁進しています。
梅原伸宏のプロフィール
グラブの使い方、手入れの小冊子を書いたところ自費出版で3000部以上要望されました。有難うございました。
グラブの本を3冊出版(こちらのページで販売しています)
野球の本場クーパーズタウンの野球殿堂博物館で3回表彰されました。
ヤマトグラブ 5つのこだわり
こだわりその1 グラブの設計図(金型)
野球のグラブの設計図のことをグラブ職人の中では、型紙と言います。ご存知のようにグラブは、2次元の平面の牛の平らな革が、縫製や紐通しなどの工程で、3次元の立体の手袋にしていきます。その時にとても重要でもとになるのがこの型紙です。私は、日々この型紙を絶えず調節して素手感覚の関節なりに指が動くストレスのないグラブの設計、開発に取り組んでいます。
型紙
金型
こだわりその2 縫製グラブ専用ミシン
グラブ縫製ミシンは、「17番ミシン」と言います。革を3枚あわせて縫うので送りの部分が強くないと上手に縫えないのです。17番ミシンの縫い方には、熟練のコツがあります。このミシンの縫い方、糸締めの調節方法、縫い方でもグラブの仕上がりが大きく変わります。様々な機械・道具をもちいてグラブの作成・修理をしています。→詳しくは匠の修理のページで
こだわりその3 回内グラブ
回内動作捕球ができる回内グラブ、ミット
ヤマトグラブ工房で,]梅原が整形外科の先生方と多くの選手を育てたプロ野球のコーチのかたと共同で開発して作り続けてきたどこにもない国産ヤマトグラブ、ミットの特徴は、回内動作捕球ができる回内グラブ、ミットです。
回内動作とは
・位置覚(ボールがグラブのどの部分にあるのか皮膚感覚で認識できる)
・対立運動(ものを掴むときの人間の手と指の自然な拇指対立筋の運動)
という選手の手の内在筋と皮膚が正しく反応し効果的に働く関節のある素手感覚グラブです。
人間の手の指には、32の筋があり親指には10もあります。いかに親指が重要か分かると思います。そしてボールを握る時に力を要する握りと、精度を要する握りと2つあります。特に投球時はこの2つの親指の握り如何でコントロールが整う、乱れることがあります。その影響はグラブをはめている手や腕から起こるというのが私の研究の発端です。
具体的に言えば、親指が手のひら側に少し回内しながら立ったグラブであり拇指小指対立運動がストレスなくでき、指の動きが自然体で握り替えが自然にスムーズに早くなる、手首が柔らかく使える構造なので、他の関節のひざや足首も柔らかくなり逆シングらもしやすく、イレギュラーバウンドにも寸時に反応出来るようになる副交感神経タイプ(リラックス)グラブのことです。
このグラブが誕生したのは、グラブの聖地、大和の国だからです。奈良県は野球グラブ製造が地場産業で多くの匠の先輩グラブ職人の方から技術を伝承しました。ヤマト回内グラブは誕生しなかったでしょう。
■ヤマト回内グラブの開発考案のきっかけは、このひとつのビンテージグラブ(回内グラブ)
温故知新のヤマトグラブの根幹グラブビンテージグラブ(ビル・ダークモデル)
この回内グラブは、私がアメリカのニューヨークでコレクターから譲っていたいた貴重なビンテージグラブを1から型紙から手断ちで思考錯誤して作成しました。これができるのが奈良県(大和)の強みです。
回内捕球動作以外は、絶対にできない魔法の素晴らしい人間の手のグラブです。このグラブの型紙がヤマトの回内グラブの大きなヒントになりました。捕球動作は両手を使った拍手捕球動作になります。全国の私の回内グラブを自信を持って使用して守備やキャッチボールしてくれている選手たちを観察して、いつも痛感するのがまさに、副交感神経タイプ(リラックス)グラブだな~~といつも思います。グラブをはめても実は、素手感覚なのです。ストレスや違和感が一切ないのです。
■さらに最近の研究でこの回内グラブで守備、キャッチボールをするとその後の打撃にも影響が変ることが判明しました。理由は、手や指の使いかが違うのです。回外グラブ(交感神経支配=ストレス)にずっと手を入れていると両ひじが開き加減になって初球の甘い球を強打しても力んで打ち損じする可能性があります。しかし、私が交換した回内グラブは副交感神経が働くので守備の後の打撃にもリラックスできます。
回内グラブと回外グラブとの違い
上から見た回内グラブポケット
上から見た回外グラブポケット
横からの比較
親指位置の違いが分かりますか?
回内グラブは親指が薬指小指あたりに来ますが、回外グラブは人差し指あたりに来ます。
捕球時の違いの検証
■回内グラブの捕球動作
グラブの中の手
常に手のひらの中心部が、選手のおなかを向いています。捕球後も同じです。
これを重心捕球と指導してきました。イレギュラーバウンド、逆シングルも簡単にできるグラブの構造です。
捕球面が選手のおなかを向いています。握りかえがしやすいグラブです。
■回外グラブの捕球動作
捕球後はこのように小指側が外側に動きやすくなります。頭が外側(グラブ側)にずれやすくなります。
捕球動作で捻る傾向があり送球に無駄な時間が生まれる傾向のあるグラブです。
ゴロを正面で捕る入射面積の違い
回外グラブのポケット(某メーカー少年用グラブ)
ほぼ、ボール一個分です。
弊社の対立運動ができる回内グラブ(弊社トレーニンググラブ BBA-TRS)
2個半ぐらいです。捕球面はしっかり前を向いています。
回外グラブ 逆シングル
弊社回内グラブ
さらに公式の発表で今回のMボールは硬式ボールに近づけてバウンド率は15%ダウンで変形しにくいタイプです。確かにM硬いです。、、、、ということは
・飛距離が伸びる
・打球が早くなる
・グラブに耐久性、強度が求められる
だからある程度の深めの守備定位置からすばやいキャッチ動作と正確な握り替え技術が必要になります。
ヤマトM球対応回内グラブ特徴
1)グラブレースを少し硬くしました。
2)親指芯をしっかり設計に
3)捕球面強化しています。
4)型付けを変えました 湯もみ型付はしていません。(レースや革が痛みやすくなります)
硬式用グラブも同じことです。硬式、軟式、少年とも1度手を入れて感じて頂くことを推奨しています。
→回内ミットについては、ミットのページで詳しく解説しています。
こだわりその4 梅原独自のグラブ型付け手法【フィット加工】
私は、グラブ職人であり、またグラブの本を3冊出版した関係で、幸運にも現役プロ野球のキャンプ、練習などにお邪魔して実際に守備の達人というプロ野球選手たちの使用しているグラブやミットに手を入れてきました。そして、キャンプで私のグラブも使っていただき、彼らの手の動きを自分の手に記憶してきました。手の手根骨の動きから再現したグラブの型付け手の形状記憶が、弊社のこだわりです。1度、手を入れていただくとわかると思います。
広島カープ時代 岡コーチ
全日本の合宿 福田功さま
直接お話ししながらグラブの型付けやその使い方のアドバイスも頂きました。
対立運動…縦に手が動くグラブ
まずは親指の付け根と小指薬指の付け根が素手感覚に動く反応するグラブ
・フライがとりやすい
・逆シングルがしやすい
・強い打球に反応できる ボールを弾きにくい
位置覚…ボールが素手感覚で感じる
ボールがグラブのどこに収まっているのか皮膚感覚でわかります。
・逆シングルがしやすい
・握り替えが速くなる
・イレギュラーボールに対応しやすい
グラブの使い方の授業
こだわり その5 道具を大切にしてほしい
グラブのお手入れの授業…グラブの革は呼吸をしています。人の皮膚と同じなのできめ細かいお手入れが必要です。
ヤマトグラブは、使いやすさを持続するためにお手入れにこだわっています。
ヤマト式グラブのお手入れ
→お手入れ用品のページで5段階のお手入れを詳しく解説しています
グラブの乾燥時(NEWのとき)の重さを測る
乾燥ケースで水分を取る
コンデイショナーで汚れを取る
半熟オイルで潤いを与える
こだわり その6 下半身にもこだわってほしい
怪我をせず楽しく野球をしていただきたいので長年の研究の結果、グラブ以外にも上達グッズを開発、全て自社製品です。
体のバランスが整う大和一本下駄
姿勢が整う大和インソール
すべりにくい5本指ソックス
下半身の動きが変わる、腰が低くなる、捕球動作が変わるトレーニンググラブ!
最後に ヤマトグラブのメッセージ
グラブを通じて自分の隠れた可能性を見つけて磨いてほしい!道具にとことんこだわって、自分の人生にもこだわって欲しい!これがヤマトグラブの願いです。私の壮大な夢は、第1の道具の身体と第2の道具のグラブ、スパイク、インソールなどにこだわって自分の隠れた才能、潜在能力をより発揮して、甲子園、プロ野球、メジャーリーグで活躍され故障されない選手を多く輩出する応援をすることです。
世界には、野球がしたくてグラブやボールなどの道具がない子どもたちがたくさんいます。カリブ海の子ども達は、貧困でも明るく笑顔で野球をして活躍してメジャーリーグに行くことをあきらめていません。日々、木の棒を持って石で投げ合って紙で作ったグラブで日々、明るく野球を練習しています。
「BSPスピリット」、Bはブレンチ(小枝)Sはストーン(石)Pはペーパーです。彼らは、本当に紙で作ったグラブで道に落ちている石でキャッチボールをして木の棒をバットにしてメジャーという世界最高峰を本気で目指しています。ヤマトグラブも片田舎の奈良県の大和郡山市の小さなグラブ工房からメジャーの一流選手たちが憧れる究極のグラブを作成するために日々研究、開発しています。
ドミニカ共和国でヤマトのグラブを使用してメジャー選手を目指す子どもたち!